僕が求めていたもの

・この記事は『Kosen Advent Calendar 2011』の参加記事です。
昨日の担当のイトウカイト(@itoukaito)さんによる悶々打破よりバトンを引き継いで書かせて頂きます。

さてもう12月も三分の一を過ぎ、授業日数も残り僅か。冬休みを目前に若干テンションが上がってしまっている人は私だけではない筈。
こうして寒くなると高専に入学するのを目指していた時の事を思い出したりします。あの時はすごく必死になって勉強していたな、と。あ、今も勿論必死に勉強していますよ?
そもそもどうして高専に入ろうだなんて思ったのか。就職率や進学率に惹かれて?授業料の安さ?確かにそれらの要素にも魅力はありました。
だけど、一番の魅力は自分のしたかった・学びたかった事を学ぶ事が出来る。それが何よりの魅力だったんじゃないかなと思います。


昔、僕は地元の高校の情報科を受けようと考えていました。しかしいざ体験入学に行ってみると、無性に感じる物足りなさを感じました。「ここは僕が勉強したい事が勉強出来ない気がする」と。何ともえらそうな奴だったな、と今になっても思います。
そしてある日、私は高専への進学を進められました。勧められた当初、高専の事は名前程度*1しか知らず、どういったシステムでどういう勉強が出来るのかなんて微塵も知りませんでした。
いざ体験入学してみればピンと来ました。「ここが僕のやりたい事が出来る場所なんだ!」と。
しかしながら成績は中の上もなかった私からすると非常に苦難な入試戦争でした、がなんとか無事に合格し高専へと入学。


そして始まる高専生活。今まで留年してしまい3年生二回目として4年間を過ごしてきましたが、高専に来た事に後悔は微塵もありません。
専門的な授業や、プログラミングコンテストと言った当初やりたかった事は元より、高専に入った当時はまだなかった高専カンファレンスへの参加。それに影響を受けて発足した学内LT大会。
何より、以上のものを通じて知り合う事が出来た多くの人々との交流。きっと普通に高校に進学していたら絶対に有り得なかった数々の出会いの場を僕は得る事が出来ました。


確かに辛い事、泣きたくなる事だってたくさんあります。けれどもそれだけの代償を支払っても尚、高専で得る事が出来るものは大きいのではないでしょうか。
僕は今の後輩たちにも学内LT大会などを通じて色んな事を知って、たくさんのものを得て貰うためにも頑張って行こうと思います。
これを見た人たちもこれからでもいいので、多くのたくさんのものを得て欲しいなと思います。


なんだか自分語りになってしまったみたいでうひゃーな感じで色々と申し訳ないです…。
兎も角、これからも高専クラスタの益々の繁栄を願って私も頑張ります!
次は年明け新春カンファ、気張って行きますよー!

さてさて、Kosen Advent Calendar 2011 明日12/12の担当はmacchaさん(@maccha)です!

*1:先輩に奈良高専に進んだ人がいたので名前は知ってた